今年の10月に開催した朝霧JAM、地産地消の美味しいフェスごはんはどれも魅力が多いメニューばかりですが、また来年も食べたい!と思える程、とても美味しかった人気のピッツァやビリヤニをご紹介します。

ピッツェリア ラルバディナポリ
地元 静岡県沼津市のナポリピッツァ専門店で、朝霧JAMには今年で2度目の出店です。厳選小麦と水、塩、酵母のみを使って自然の力だけで長時間発酵させて生地の準備を行い、地元食材を中心に具をたっぷり乗せて、超高温の窯で一気に焼き上げているとのこと。
外はサクッ、中はもっちり。アツアツのナポリピッツァが口の中で一体となり、思わず笑顔になるおいしさです。
生地を焼くこの窯は、総重量2トンもあるもので、お店から会場に持ってくるのもひと苦労。以前はクレーンで上げたりしていましたが、場所によっては大型車入れるのも大変なので、最近は力持ちを集めて人力でがんばっているとのこと。
寒い日だとなかなか窯が暖まらないこともあるようですが、このガス窯のおかげで一つ3分でピッツァが焼きあがります。
今回いただいたのは、定番のピッツァ マルゲリータ(1,200円)とピッツァ チチニエッリ(1,500円)。マルゲリータはトマトの酸味をちゃんと感じられ、チーズとの相性もばっちり。チチニエッリはトマトベースのソースに駿河湾産シラスをふんだんに使ったピッツァ。食べ進める度に、ケッパーのアクセントもとても美味しいです。おつまみにもなるメヒカリのフリットや生ハムとグリッシーニなど本格的イタリアンなメニューも気になるので、ぜひとも食べてみたいところ。
本格釜で焼き上げるピッツァを食べようと、店前で楽しそうにしているお二人に出会い声をかけてみました。

「太鼓ガールズ」と名乗っていただいたお二人は、なんと朝霧ランドの 「本門寺重須孝行太鼓保存会」 の演奏者の方々でした。

迫力ある「本門重須孝行太鼓保存会」の演奏の後、太鼓のワークショップに参加できるのも朝霧ジャムならではのひと時ですね。

続いては、会場内で2店舗あったビリヤニを食べ比べ。
ビリヤニは、インドやその周辺国で食べられるスパイスを使った炊き込みご飯のこと。バスマティ米という細めの米と肉(鶏肉、羊肉など)、魚、野菜などを層状に重ね、スパイスといっしょに炊き込み、蒸し焼きにしてつくるのが一般的とのこと。さて、どんな味なんでしょう?
流しのビリヤニ
RAINBOW STAGE横で出会ったインパクトのある店名「流しのビリヤニ」。南インドのビリヤニの街「ハイデラバード」のチキンビリヤニを、現地のような大鍋で1回100食分を一気に炊き上げているとのこと。辛いのが苦手だけど、食べてみるとそこまで辛くはなく、どことなく懐かしい味わい。ごろっとチキンがボリューミーで満足度高め。辛いのが苦手な私でも美味しくいただけるビリヤニでした。

SPICE6
つづいて、MOONSHINE STAGE エリアで出会ったのは「SPICE6」。昨年人気だったビリヤニは、すぐ売り切れだったので、今年は量をふやしてもってきてくれたそう。こちらはスパイスの香りが強くて、ひと口食べて辛いというほどではないですが、噛めば噛むほどスパイスの辛味が口の中に広がります。辛いの得意な方におすすめなビリヤニです。

どちらのお店もそれぞれの特徴があって美味しい。いろんなお店の味を試したりできるのもフェスごはんのいいところですね。
来年の朝霧JAMも富士山を見ながらどんな美味しいフェスごはんに出会えるのか今から楽しみですね!
〈Photo・Text : HAL〉
朝霧JAM2025
2025年10月18日(土) 〜 19日(日)富士山麓 朝霧アリーナ・ふもとっぱら
2001年の初開催から四半世紀——
今年、 朝霧JAMは25周年という節目の年を迎えました!
富士山の麓、 心洗われるような雄大な自然の中で音楽に身を委ねる、 あの特別な時間が今年も行われました。