フェス飯クラブ / Fesmeshi Club

爽やかな風が吹く湖のほとりの小さなガーデンパーティ「タイニーガーデンフェスティバル2025」のステキな出店者さんのおいしい味

爽やかな風が吹く湖のほとりの小さなガーデンパーティ「タイニーガーデンフェスティバル2025」のステキな出店者さんのおいしい味

TINY GARDEN FESTIVALは決して派手ではないけれど、地域に根付いたフェスティバル。

 そんなコンセプトのもと、長野県茅野市の蓼科湖畔で行なわれています。この場所で開催して4年目となる今年もそこに魅力を感じて来てくれる方々であふれ、地元の出店者やこれまでの出店者なども参加。さまざまなコンテンツのもと、イベントが開かれました。

 大きな何かを求めるのではなく、小さくても確かなものを参加者全員が手にすることができるようにという考えで、規模は小さいながらも、毎年遊びに来てくれるファンに愛されているフェスです。

 もちろんフェス飯も地元の出店者や、このイベントに参加したい! という熱い思いをもった出店者など、多彩なラインナップのフェス飯がそろいましたよ。ちょっとオシャレで、めちゃめちゃおいしいご飯を紹介します。



Food Truck SORA/はくば豚肉巻きおにぎり 800円、はくば豚コロッケ 400円

 まずは、Food Truck SORAさんのはくば豚肉巻きおにぎりから。

 かわいいフォルムですが、ボリュームもあります。タレが濃いめですが、それがよくって味にインパクトを与えてくれています。醤油にこだわってつくった自家製ダレだそうです。

 はくば豚というのも一般にはあまり出回らないブランド豚だそうで、長野県白馬で育てられている豚だということ。

 思わずおいしいって!! 口からでちゃうほど。食べやすいサイズなので、あっという間に完食してしまいます。あーもう一個食べたいなーって思う味。もうひとつのはくば豚のコロッケは、揚げたてを提供してくれるので注文時にブザーを渡してくれて、できあがったら呼ばれるシステムです。

 できたてのコロッケは、サクッとした口触りだけど、中の具はごろっとしている。

 角切りにした豚を味付けして炒めたものが入っているんですね。ジャガイモも丸のまま茹でていて、角切りにしているとか。それでこのゴロゴロ食感なんですね。豚とジャガイモを感じられるコロッケ。豚の味付けと大きさがアクセントになっていて、これもあっという間に食べられちゃうおいしいコロッケでした。

かわいい外観とオシャレなフードトラック。

お客さんも笑顔になれる元気な接客で、すてきなおふたり。




Pizza BOBOOB/マルゲリータ 1400円

 お次はピザ! Pizza BOBOOB(ボブーブ)さんのマルゲリータです。

 フードトラックの中に本格的な石窯が鎮座しており、そこで焼きあげたピザはカリッとしていますが、中はモチモチの生地です。ナポリピザをアレンジしたものということで、トマトソースとモツァレラチーズに生バジルがアクセントです。ほんとにもっちりした生地で満足感高めです。

 ちなみに、店名のボブーブは愛犬のゴールデンレトリバーの名前からとったとのこと。可愛いロゴのモデルさんみたいですねー。

 本格的な石窯はフェレットという、木の廃材を細かくしたものを集めたもので焼いているとのこと。とにかく、ずっと忙しそうで、暑くて大変だろうなという印象でした。
 
 でも、ひと口食べたらウマってなるこのインパクトをぜひ味わっていただきたい。そんなピザでした。

ワンちゃんのロゴが可愛いフードトラックはちょっとレトロな印象の可愛いかたち。
仲よしのおふたりがつくるピザをぜひ食べてみてください。




Hi spice / 白味噌ココナッツカレーと黒胡麻味噌キーマの2種盛り 1200円

 今度はカレーをいただきますよ。

 ちょっと辛いの苦手な筆者ですが、お子さんでも食べられる辛さと聞いたので、チャレンジしていきますかね。チャレンジついでに辛い方と相盛にしてもらいましょうかね。トッピングの卵を追加で、いざ!

 辛くないと言われた白味噌のカレーは確かに辛くないですが、スパイスを存分に楽しめるお味。ここのカレーは味噌とカレーというのにこだわっていて、味噌も全国から取り寄せたものを使っているといこと。

 白味噌は長野のもので、米麹を使用しているということ。まろやかさの秘訣はココナッツだけではなく、この辺りにもあるのかも。

 黒ゴマ味噌は辛いと思って口にいれたが、あっ辛いと思ったあとには、もう辛さが引いていて、アレ? ってなって口に運ぶ。でも辛い。そうか、これが癖になる辛さか。東京味噌に黒ゴマ、豚のあらびき感が感じられるゴロゴロ感。

 途中で挟んだアチャールのニンジンとタマネギが酸味のある味で、さっぱりさせてくれるんだけど、そこに煮卵! これがまたびっくりする味で、酸っぱい系なんですよ。

 思っていなかった味で驚いたけど、これまたおいしい。これがカレーにハマるってやつなんですね。実店舗が神奈川県辻堂にできるとのことなので、今度いってみようかな。


シックな色合いのフードトラックにMISO×SPICEのバナー。

カワイイご夫婦がテキパキとした接客をしてくれます。




 タイニーガーデンはほんとゆったりとした時間がながれている空間で、心地よい空間が広がる場所です。自然に囲まれた開放的な雰囲気の中で、とても落ち着いてフェス飯を楽しむことができます。手づくり感のある料理や地元の食材を使ったメニューはどれもおいしく、心もおなかも満たされていきます。

 対岸の会場では音楽を楽しみながら座ってゆったりとした時間を送ることができたり。ワークショップなども充実していて、親子で楽しめる衣・食・住・遊のプログラムが満載です。

 ぜひともそんな贅沢な時間を、ぜひ体感してみてください。




<text・photo=HAL>



TINY GARDEN FESTIVAL2025
日時:2025年5月24日(土)~25日(日)
会場:TINY GARDEN蓼科および近隣施設/道の駅ビーナスライン蓼科湖エリア
https://media.urban-research.jp/feature/tgf/