フェス飯クラブ / Fesmeshi Club

朝霧JAMでクラフトビール飲みくらべ。三店舗、三種のIPAで、三様な味わい

朝霧JAMでクラフトビール飲みくらべ。三店舗、三種のIPAで、三様な味わい

    朝霧JAMの楽しみのひとつといえば、富士宮を中心とした地元の絶品フード。地元グルメや地場野菜、静岡のブランド豚など “食べ物” が中心に挙げられるが、“飲み物” の存在も忘れてはいけない。 飲み物といってもさまざまな種類があるが、フェスでの主役といったらアルコール ── やはりビールではないだろうか。

 ということで今回、紹介するのはビール。朝霧JAMにちなんだクラフトビールをご紹介。
 

RAINBOW STAGE

FUJIYAMA HUNTER’S BEER:JAM 1,000円
 その名の通り、“富士宮” にて農家と “猟師” がはじめた醸造所。フジロックをはじめ、おおくのイベントに出店しているので、ご存知の方も多いのではないだろうか。

 こちらで紹介するのは、朝霧JAMとフジロックでしか醸造しないという、二ホンミツバチのハチミツを使用したハニーミルクシェイクIPAの「JAM」。ミルクシェイクIPAは乳糖を加え、ほのかな甘味がホップの苦味と合わさったジュシーなフレーバーが特徴的。さらにハチミツも加えることによって、さらにふんわりと華やかなハチミツの香りが漂うビールとなっている。

 特徴ある濁った見た目に、しっかりとした風味や苦味とほんのりとした甘味、そして華やかな香りが漂い、目と口と鼻、五感を使って楽しめる一杯。




 
FUJIYAMA HUNTER'S BEER
富士宮市柚野地区にて富士山麓の四季を醸したちょっと特別なビールを提供しております。 朝霧JAM、フジロックでしか醸造しない二ホンミツバチのヘイジーIPA「JAM」を筆頭に、オンリーワンでナンバーワンのオリジナルクラフトビールがラインナップ。富士山麓にて富士山麓のビールをお楽しみください!カフェメニューやおつまみも提供します。


ところ天国:朝霧JamセッションIPA R800円/L1,100円
 フジロックの憩いの場といったら「ところ天国」。暑さにやられたフジロッカーが浅貝川で涼みながら名物のところてんを、なんて姿をよく見かける。この、ところ天国が朝霧JAMへ出張し、フジロックでも人気なKOKAGE BEERを販売していた。

 ここでのオススメは「朝霧JamセッションIPA」。セッションIPAの特徴でもあるキレイなゴールドの見た目が飲酒欲をそそられる。口にいれるとまず柑橘系のフルーティーな苦味と香りが広がっていく。セッションIPAらしく4.5%とアルコール度数が低いのも相まって、とても飲みやすい。樽からタップまでの間に生オレンジを通過していくという見た目もオシャレで、ビールの苦味や、クラフトビール独特の個性的な味が苦手な方にオススメな一杯。




 
ところ天国
フジロックでお馴染み「河原のお休み処」ところ天国、全米が泣いた!キューバ発祥のローストポークサンド“クバーノ”やタップで提供する軽井沢のクラフトビール、キューバミントを使用したこだわりのモヒート、その他厳選されたオリジナルカクテルなどご用意して皆様をお待ちしております!

MOON SHINE STAGE

CHAOS Lab.:CBDカオスビール 1,200円
 ムーンシャインでおなじみの「CHAOS Lab.」。ここで販売していたのは、今年オープンしたばかりの醸造所「静岡醸造」のクラフトビール。

 CBDというのは「カンナビジオール」のこと。ストレスの軽減やリラックス効果があるとされていて、ストレスフルな現代社会において、いまトレンドとなっている。CBDカオスビールは、このCBDを添加したIPAで、IPA特有のキリッとした苦味と、強いホップの香りが特徴的。色は琥珀色。紹介した3つのビールの中で、7%といちばん高いアルコール度数を誇っている。酔っぱらうことと、「chill out(落ち着く)」すること、この相反することが、とてもフェスらしい。




 
富士宮焼きそば蒸し麺アレンジ食堂 惣菜鉄板小屋~CHAOS Lab.~
富士宮焼きそば蒸し麺を使用したアレンジ飯を提供させて頂きます。焼いても美味しい♪茹でても美味しい♪味変しても尚美味しい♪地元の食材をふんだんに使った朝霧JAMでしか味わえない焼きそば蒸し麺料理を是非お試しください。 そしてお酒と言ったらムーンシャインのCHAOSです!今年オープンした静岡醸造で朝霧JAM用にクラフトビールを作り提供致します。CBDを使用したCBDIPAやとても飲みやすいLagerビール!!CBDカクテルなどもお勧めです。是非乾杯しましょう♪


 今回、紹介したビールはくしくも3種すべてIPA系となったのだが、製造方法や使用素材がまったく異なり、どれも個性の際立ったビールだった。クラフトビールの世界は深い。ビールを値段や量で選ぶのではなく、多様性をもつフェスだからこそ、「どのようなビールなのか」で選んでみるのも楽しいのかもしれない。

<text・photo=河津慶祐>