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【フェス飯レジェンド】朝霧JAM/人と食、フェスへの愛が集うカオスな空間「CHAOS Lab.」
全国のご当地グルメの祭典といえばB-1グランプリ。2006年に開催された1回目と2回目に連続してグランプリを獲得したのが富士宮やきそばだった。コシのある富士宮やきそば専用の麺を使い、肉かすをプラスし、最後にダシ粉(削り粉)をふったやきそばは、B-1グランプリの獲得によって、全国にその名前が広がった。朝霧JAMの会場である朝霧アリーナは、その富士宮に位置している。富士宮やきそばは、もちろん朝霧JAMの名物メニューのひとつだ。
「今年は富士宮やきそばを出していた朝霧食堂が朝霧JAMに出店しないことになって、『やきそばを楽しみに来る方も多いから、じゃあうちでやろう』って手をあげて。富士宮やきそばとともに、朝霧食堂の名物だったぐるぐるウインナーもメニューに加えたんです」と語るのはCHAOS Lab.の金森貴子さん。
CHAOS Lab.は、朝霧JAM初開催年こそ出店しなかったものの、初期からずっとムーンシャインステージでお店を出している。こだわりは、富士宮やきそばの麺を使うこと。20年近く、そのスタンスは変わっていない。今年のメニューのまぜそばも、もちろんやきそばの麺が使われている。
「最初の頃はこんなに設備も整っていなくて、多くのボランティアさんたちと一緒に作りあげてきたのが朝霧JAMなんだと思います。4年ぶりに開催されたっていうことが本当にうれしくて。みんなの顔が見えるっていうか、大きなフェスなんだけど、アットホームな感覚があることも、私たちにとっての朝霧JAMの魅力なんです」
CHAOS Lab.は、実店舗を持たずにイベントへの出店を続けていた。けれどコロナ禍になり、人が集まれる場所を作りたいという思いから、去年お店をオープンさせたという。
「今のところは毎日オープンするわけじゃなくて、コミュニティハウス的な感じでやっています。実は今年の静岡を襲った大雨でうちも被害を受けてしまったんですね。天井が崩れてしまって。朝霧JAMのスタッフの方がうちへの募金箱を作って、出店ブースに置いていってくれたんですよ。ここでも絆っていうか愛をすごく感じてました。今回のうちのスタッフは、今年は出店しない仲間の店舗のスタッフだったりしているんですね。4年ぶりの朝霧JAMにどうしても参加したいと。富士宮やきそばと一緒で、うちにおいでよって迎え入れたんです」
年を経ることによって作られていった絆が、富士宮やきそばやぐるぐるウインナーといった今年の朝霧JAMのフードメニューになっていく。自分たちも参加することで一緒にフェスを作り上げている。朝霧JAMには、そんな思いと味が集っているに違いない。
<text・photo=菊地 崇>
「今年は富士宮やきそばを出していた朝霧食堂が朝霧JAMに出店しないことになって、『やきそばを楽しみに来る方も多いから、じゃあうちでやろう』って手をあげて。富士宮やきそばとともに、朝霧食堂の名物だったぐるぐるウインナーもメニューに加えたんです」と語るのはCHAOS Lab.の金森貴子さん。
CHAOS Lab.は、朝霧JAM初開催年こそ出店しなかったものの、初期からずっとムーンシャインステージでお店を出している。こだわりは、富士宮やきそばの麺を使うこと。20年近く、そのスタンスは変わっていない。今年のメニューのまぜそばも、もちろんやきそばの麺が使われている。
「最初の頃はこんなに設備も整っていなくて、多くのボランティアさんたちと一緒に作りあげてきたのが朝霧JAMなんだと思います。4年ぶりに開催されたっていうことが本当にうれしくて。みんなの顔が見えるっていうか、大きなフェスなんだけど、アットホームな感覚があることも、私たちにとっての朝霧JAMの魅力なんです」
CHAOS Lab.は、実店舗を持たずにイベントへの出店を続けていた。けれどコロナ禍になり、人が集まれる場所を作りたいという思いから、去年お店をオープンさせたという。
「今のところは毎日オープンするわけじゃなくて、コミュニティハウス的な感じでやっています。実は今年の静岡を襲った大雨でうちも被害を受けてしまったんですね。天井が崩れてしまって。朝霧JAMのスタッフの方がうちへの募金箱を作って、出店ブースに置いていってくれたんですよ。ここでも絆っていうか愛をすごく感じてました。今回のうちのスタッフは、今年は出店しない仲間の店舗のスタッフだったりしているんですね。4年ぶりの朝霧JAMにどうしても参加したいと。富士宮やきそばと一緒で、うちにおいでよって迎え入れたんです」
年を経ることによって作られていった絆が、富士宮やきそばやぐるぐるウインナーといった今年の朝霧JAMのフードメニューになっていく。自分たちも参加することで一緒にフェスを作り上げている。朝霧JAMには、そんな思いと味が集っているに違いない。
<text・photo=菊地 崇>