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フジロック/世界三大料理のトルコ料理が食べられる「イスタンブールGINZA」

2023.07.25
フジロック/世界三大料理のトルコ料理が食べられる「イスタンブールGINZA」
    フレンチ、中華と並んで、世界三大料理に選ばれているのがトルコ料理。フレンチや中華に比べて、日本では馴染み深い料理とは言えないけれど、それでもトルコ料理を代表するドネルケバブは、食べ歩きにも適していることから、フードトラックなどでもよく見られるようになってきた。日本のトルコ料理の草分け的存在なのが銀座のイスタンブール。創業は1988年。

「ドネルとはトルコ語で回転。ケバブはローストする調理のこと。フジロックで出しているもののメインは、肉をローストさせるときに回転させているからドネルケバブです。日本ではケバブで通っていますけどね。トルコ料理の基本は素材の良さを生かすこと。ケバブもそのことにこだわって作っています」とイスタンブール代表のカラカス・メフメットさん。



 フジロックには苗場2年目から出店を続けている。どんな場所なのか、どのくらいの人なのか、どんなに忙しくなるのか、当初は想像できなかったという。

「都内のイベントには出たことはあったんですけど、こんなに規模が大きなイベントは初めてでした。まったくわからないままのスタート(笑)。予想以上に売れてしまって、肉が足りなくなってフェス開催中に東京から持ってきたっていうことも何回もありました。食べるものがひとつも無くなってしまったら、お客さんはお腹が空いてしまって、フジロックを楽しめなくなっちゃうじゃないですか。だからソールドアウトにはならないようにっていうことは心がけています」



 出店するエリアは年によって変わるという。2021年は新しくできたイエロークリフ。2022年は飲食ブースのメインと言えるオアシス。そして「いつものフジロック」に戻る今年はイエロークリフで出店する。

 20年以上も出店を続ける一番の理由は、フジロックが好きというカラカスさんのシンプルな思いだ。暑い日もあれば、雨が続くこともある。そのひとつひとつが、カラカスさんにとっても大切な思い出になっている。

「フジロックは自然との戦いです。でもそれもお客さんと私たちの楽しみのひとつ。何が起きるかわからないのがフジロックですから。どのエリアに出店していても、体力的にきついこともs苦なくないです。けれど20年も続けられているのは、この仕事が好きっていうことが一番。その次がフジロックが好きっていうこと。自然の近くで開催されるフジロックは別物です。去年は若い世代のファンも入ってきていた印象でした。ケバブを食べて、エネルギーを満たして、フジロックを楽しんでもらいたいですね」



 片手で手軽に食べられて、器やスプーンがいらないからゴミも少ない。そしてボリュームもあるからお腹も満たしてくれる。ケバブはフェスの定番メニューと言っていい存在になっている。カラカスさんのフジロックに対する思いが、そうなった大きな要因のひとつに違いない。

▶︎FUJI ROCK FESTIVAL '23 出店エリア YELLOW CLIFF
 
イスタンブールGINZA
創業1988年日本初のトルコ料理レストラン。現在は銀座コリドー街にございます。 イスタンブールGINZA。本場の味をお楽しみください。 本場トルコ人シェフ手作りのケバブ、当店だけのトルコドッグを焼き立てでお待ちしております。


<text=菊地 崇 photo=片岡一史>


FUJI ROCK FESTIVAL '23
日時:2023年7月28日(金)〜30日(日)
会場:苗場スキー場
https://www.fujirockfestival.com
菊地 崇 a.k.a.フェスおじさん
菊地 崇 a.k.a.フェスおじさん

ライター、編集者、DJ。フェス、オーガニック、アウトドアといったカウンターカルチャーを起因とする文化をこよなく愛する。 フェスおじさんの愛称でも親しまれている。

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