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福島市議でもあるDJ NANASHIMAさんが語る「食と音楽でつながるLIVE AZUMA」
福島市で10月に開催されているLIVE AZUMA。メインステージとなる福島あづま球場などのライブエリアとともに、無料で楽しめるエリアがPARK LIFE。LIVE AZUMAが2022年に初開催されたのだけれど、PARK LIFEはその前年に「衣・食・住」+「音楽」をテーマした入場無料のフェスとして行われている。

LIVE AZUMAとして開催されるようになって今年で4年。無料エリアにあるECHO STAGEは、入場無料で開催された2021年に描いたビジョンを、もっとも今に繋いでいるステージと言えるだろう。LIVE AZUMA開催初年度から、このステージの音響などを担っているのが七島奈緒さんだ。福島市にあるclub NEOの代表であり、DJ NANASHIMAとしてLIVE AZUMAにラインナップされている。

「PARK LIFEもLIVE AZUMAも、地元のコアメンバーは小中高の同級生が多いんですよ。例えばRAG FAIRの引地 洋輔くんも高校の同級生だし、ステージMCの藤原カズヒロもそう。引地くんはLIVE AZUMAでは飲食の運営スタッフ。福島で新しいフェスをやるよってなって、一緒に盛り上げていきたいという思いが、みんな持っているんですよ」と七島さん。

2021年のPARK LIFEでは、飲食などのマーケット出店は40近くだったという。それが今年は120近くまで広がっている。「僕らスタッフと同じように、福島を盛り上げたいと思って毎年参加している飲食出店も多いんです」と語る七島さんに、LIVE AZUMAでのおすすめの味を紹介してもらった。
「ぎょうざのひぐちと来音(ライオン)と笑夢カレーですね。ぎょうざのひぐちは、東日本大震災のときに、自分のお店の庭でロックフェスを開催したんです。来音はジャマイカ料理屋さんで、レゲエなどの音楽イベントを福島でやっている。笑夢カレーは、県外からもそこのカレーを目的に来られる方も多い人気店で、今は福島美術館のなかに店舗があるんです。みなさん、一緒に福島の街中の音楽シーンを作ってきたという感じなんですよ。だから福島で何かやるっていうことがあればすぐに集まるし、場づくりにも前向きになる。もちろんそれぞれのメニューも美味しくて、今の福島を代表する味ですから」
ぎょうざのひぐち / 焼きぎょうざ 600円



来音 / ジャークチキン 800円



笑夢カレー / あいがけカレー(バターチキン&キーマ)1200円



実は七島さんは、クラブ経営者やDJのほかに、福島市の市議会議員というまったく別の顔を持っている。
「コロナで、飲食店仲間が疲弊していたんですよね。音楽イベントにしろ、何かをするにせよ、町を元気にするためには、自分たちの思いを提言する人、行政とのパイプ役がひとりはいなきゃいけないなって思ったんです。たとえばぎょうざのひぐちも笑夢カレーも、みなさんプレイヤーなんですよね。餃子を作らなきゃいけないし、カレーを作らなきゃいけない。町を盛り上げたいと思っている飲食店仲間では、おそらく自分が適任だったんです。それで思い切って立候補したんです。LIVE AZUMAがはじまって今年で4年。街中にいると、『LIVE AZUMAに合わせて休みをとった』とか『あの◯◯が福島に来る』なんて声が当たり前に聞こえてくるようになりました。LIVE AZUMAが福島に広がってきているってことも実感しています」

東日本大震災、そしてコロナ。十数年の間に、2度も苦難の時代があった福島。そこからどう町を盛り上げていくか。福島の魅力を多くの人に伝えていくのか。その強い思いが、LIVE AZUMAの根底には流れているのだろう。小さかった頃のつながりから、食を通したつながりが加わり、フェスへと輪を広げていく。そんな物語がLIVE AZUMAには存在している。
<text・photo=菊地 崇>
LIVE AZUMA 2025
開催日:2025年10月18日(土)~19日(日)
会場:福島県あいづ総合運動公園
https://liveazuma.jp/

LIVE AZUMAとして開催されるようになって今年で4年。無料エリアにあるECHO STAGEは、入場無料で開催された2021年に描いたビジョンを、もっとも今に繋いでいるステージと言えるだろう。LIVE AZUMA開催初年度から、このステージの音響などを担っているのが七島奈緒さんだ。福島市にあるclub NEOの代表であり、DJ NANASHIMAとしてLIVE AZUMAにラインナップされている。

「PARK LIFEもLIVE AZUMAも、地元のコアメンバーは小中高の同級生が多いんですよ。例えばRAG FAIRの引地 洋輔くんも高校の同級生だし、ステージMCの藤原カズヒロもそう。引地くんはLIVE AZUMAでは飲食の運営スタッフ。福島で新しいフェスをやるよってなって、一緒に盛り上げていきたいという思いが、みんな持っているんですよ」と七島さん。

2021年のPARK LIFEでは、飲食などのマーケット出店は40近くだったという。それが今年は120近くまで広がっている。「僕らスタッフと同じように、福島を盛り上げたいと思って毎年参加している飲食出店も多いんです」と語る七島さんに、LIVE AZUMAでのおすすめの味を紹介してもらった。
「ぎょうざのひぐちと来音(ライオン)と笑夢カレーですね。ぎょうざのひぐちは、東日本大震災のときに、自分のお店の庭でロックフェスを開催したんです。来音はジャマイカ料理屋さんで、レゲエなどの音楽イベントを福島でやっている。笑夢カレーは、県外からもそこのカレーを目的に来られる方も多い人気店で、今は福島美術館のなかに店舗があるんです。みなさん、一緒に福島の街中の音楽シーンを作ってきたという感じなんですよ。だから福島で何かやるっていうことがあればすぐに集まるし、場づくりにも前向きになる。もちろんそれぞれのメニューも美味しくて、今の福島を代表する味ですから」
ぎょうざのひぐち / 焼きぎょうざ 600円



来音 / ジャークチキン 800円



笑夢カレー / あいがけカレー(バターチキン&キーマ)1200円



実は七島さんは、クラブ経営者やDJのほかに、福島市の市議会議員というまったく別の顔を持っている。
「コロナで、飲食店仲間が疲弊していたんですよね。音楽イベントにしろ、何かをするにせよ、町を元気にするためには、自分たちの思いを提言する人、行政とのパイプ役がひとりはいなきゃいけないなって思ったんです。たとえばぎょうざのひぐちも笑夢カレーも、みなさんプレイヤーなんですよね。餃子を作らなきゃいけないし、カレーを作らなきゃいけない。町を盛り上げたいと思っている飲食店仲間では、おそらく自分が適任だったんです。それで思い切って立候補したんです。LIVE AZUMAがはじまって今年で4年。街中にいると、『LIVE AZUMAに合わせて休みをとった』とか『あの◯◯が福島に来る』なんて声が当たり前に聞こえてくるようになりました。LIVE AZUMAが福島に広がってきているってことも実感しています」

東日本大震災、そしてコロナ。十数年の間に、2度も苦難の時代があった福島。そこからどう町を盛り上げていくか。福島の魅力を多くの人に伝えていくのか。その強い思いが、LIVE AZUMAの根底には流れているのだろう。小さかった頃のつながりから、食を通したつながりが加わり、フェスへと輪を広げていく。そんな物語がLIVE AZUMAには存在している。
<text・photo=菊地 崇>
LIVE AZUMA 2025
開催日:2025年10月18日(土)~19日(日)
会場:福島県あいづ総合運動公園
https://liveazuma.jp/