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祝BRAHMAN結成30周年。幕張メッセでの尽未来祭で出会ったここだけの特別メニュー。
BRAHMANの結成30周年を祝うフェス。前回は20周年だった10年前に2日間で行われた。今回は3日間に拡大され、30近くのバンドがラインナップされた。

2011年の東日本大震災以降のBRAHMANメンバーやスタッフの被災地への支援活動から生まれたつながり。それも「復興支援・防災」の出店エリアとして展開されていた。自然災害があったら、すぐに行動を起こす。そしてその行動を続けていく。単純明快であるけれど、なかなか持続が難しいそのことを続けているからこその信頼感。それがあるからこそ「復興支援・防災」エリアは尽未来祭でしっかりと成立している。

出店していたフードも、「復興支援・防災」と同じようなBRAHMANとの深いつながりが源流にあるに違いない。BRAHMANのために集う。出演するミュージシャンも出店するブースメンバーも、スタッフもファンも、みんなでBRAHMANの30周年を祝う。その思いがフードではここだけの特別メニューとなって表現されていたように思う。
ニンバス八重山ブラフ麺
極太麺の特性八重山そば 1,400円

ニューアコースティックのニンバスエリアに出店しているニンバスそば。そばと言っても、日本そばではなく沖縄そばを提供しているお店。尽未来祭では、オフィシャルフードして出店していた。
毎年のようにニューアコには参加しているものの、メインステージから離れているニンバスまでに行くことは少ない。だからそのエリアに出店しているニンバスそばを食べたことがない。ニンバスでのメニュー写真を見ると、そばは乳白色。よく見慣れた沖縄そばだ。けれど尽未来祭では緑色の麺だった。それがブラフ麺と名付けたのかもしれない。

緑の麺はクセがまったくない。柔らかい口当たりで、そばというよりもうどんに近い。スープもカツオの出汁がきいた味わいで、ソーキ(角煮)も柔らかくてうまい。さっぱりしながら深みも感じられる一杯。沖縄そばではなく八重山そばを名乗っているのは、石垣島で展開しているからだとか。今回も石垣島から参加していた。

小澤誠屋×我武者羅
背脂生姜餃子 700円

東京で30年店を構える「百麺・誠屋」とBRAHMANのベーシストMAKOTOがニューアコで出店しているラーメン屋が「小澤誠屋」。尽未来祭では、さらに新潟Loveなラーメン屋「我武者羅」とのトリプルコラボが実現した。

新潟産越後もち豚を使った餃子。これだけでも十分に美味しいのに、さらに背脂と生姜をガツンとトッピング。背脂と聞くと、ちょっと脂っぽくなるのかなと想像していたけれど、そんなことはない。背脂の甘さと生姜のピリッとした辛味が絶妙にマッチしていたし、ライブを見る強烈なエネルギー源になった。いろんな餃子を食べてきたけれど、餃子の新しい可能性を感じた味。ビールの最高のパートナーだ。

HORAANA
スライスピザ 800円

静岡県御殿場市に店舗を構える「HORAANA」は5月に御殿場で開催されているアコチルに出店しているピザ屋。尽未来祭でも、移動式石窯を持ち込んでの出店だった。冷えても美味いピザだと書かれているけれど、ピザはチーズは伸びるような焼き立てが最高。フェスでもやっぱり焼きたてが食べたい。

マルゲリータとクアトロフォルマッジョがラインナップされていて、ピザの定番メニューとも言えるマルゲリータをセレクト。よくあるマルゲリータと違っていたのは、葉のバジルではなくペーストを使っていたこと。バジルの風味がトマトソースやチーズにマッチしていたし、もしかしたらペーストにしたことで冷えても生のバジルより風味が残っているのかもしれない。スライスして片手で食べられるのもフェス向きのメニュー。

中華蕎麦とみ幸
純鶏白湯らぁ麺 1,250円

千葉県松戸市にある大人気店の「中華蕎麦とみ田」とBRAHMANのギタリストのKOHKIのコラボが「中華蕎麦とみ幸」。松戸のお店にはない「とみ田」のラーメンを食べられるとあって、ニューアコでも長蛇の列になっている。

「とみ幸」が尽未来祭のために作ったのが鶏白湯ラーメン。白濁するまで煮込んだスープは、濃厚でありつつもまろやかさもあった。チャーシューは低温で調理されたロースとイベリコ豚のバラ。このラーメンを食べたいと3日間狙っていたけれど、ずっと長蛇の列で、3日目の終演近くになってやっと列が短くなって味わえた。ラーメン好きにとっては納得の味だろうし、普段はあまりラーメンを食べない人にとっても至福の味になったのだろう。

<text・photo=菊地 崇>
BRAHMAN 30th Anniversary「尽未来祭 2025」
開催日:2025年11月22日(土)~24日(月・振休)
会場:幕張メッセ国際展示場
https://jinmiraisai.com/

2011年の東日本大震災以降のBRAHMANメンバーやスタッフの被災地への支援活動から生まれたつながり。それも「復興支援・防災」の出店エリアとして展開されていた。自然災害があったら、すぐに行動を起こす。そしてその行動を続けていく。単純明快であるけれど、なかなか持続が難しいそのことを続けているからこその信頼感。それがあるからこそ「復興支援・防災」エリアは尽未来祭でしっかりと成立している。

出店していたフードも、「復興支援・防災」と同じようなBRAHMANとの深いつながりが源流にあるに違いない。BRAHMANのために集う。出演するミュージシャンも出店するブースメンバーも、スタッフもファンも、みんなでBRAHMANの30周年を祝う。その思いがフードではここだけの特別メニューとなって表現されていたように思う。
ニンバス八重山ブラフ麺
極太麺の特性八重山そば 1,400円

ニューアコースティックのニンバスエリアに出店しているニンバスそば。そばと言っても、日本そばではなく沖縄そばを提供しているお店。尽未来祭では、オフィシャルフードして出店していた。
毎年のようにニューアコには参加しているものの、メインステージから離れているニンバスまでに行くことは少ない。だからそのエリアに出店しているニンバスそばを食べたことがない。ニンバスでのメニュー写真を見ると、そばは乳白色。よく見慣れた沖縄そばだ。けれど尽未来祭では緑色の麺だった。それがブラフ麺と名付けたのかもしれない。

緑の麺はクセがまったくない。柔らかい口当たりで、そばというよりもうどんに近い。スープもカツオの出汁がきいた味わいで、ソーキ(角煮)も柔らかくてうまい。さっぱりしながら深みも感じられる一杯。沖縄そばではなく八重山そばを名乗っているのは、石垣島で展開しているからだとか。今回も石垣島から参加していた。

小澤誠屋×我武者羅
背脂生姜餃子 700円

東京で30年店を構える「百麺・誠屋」とBRAHMANのベーシストMAKOTOがニューアコで出店しているラーメン屋が「小澤誠屋」。尽未来祭では、さらに新潟Loveなラーメン屋「我武者羅」とのトリプルコラボが実現した。

新潟産越後もち豚を使った餃子。これだけでも十分に美味しいのに、さらに背脂と生姜をガツンとトッピング。背脂と聞くと、ちょっと脂っぽくなるのかなと想像していたけれど、そんなことはない。背脂の甘さと生姜のピリッとした辛味が絶妙にマッチしていたし、ライブを見る強烈なエネルギー源になった。いろんな餃子を食べてきたけれど、餃子の新しい可能性を感じた味。ビールの最高のパートナーだ。

HORAANA
スライスピザ 800円

静岡県御殿場市に店舗を構える「HORAANA」は5月に御殿場で開催されているアコチルに出店しているピザ屋。尽未来祭でも、移動式石窯を持ち込んでの出店だった。冷えても美味いピザだと書かれているけれど、ピザはチーズは伸びるような焼き立てが最高。フェスでもやっぱり焼きたてが食べたい。

マルゲリータとクアトロフォルマッジョがラインナップされていて、ピザの定番メニューとも言えるマルゲリータをセレクト。よくあるマルゲリータと違っていたのは、葉のバジルではなくペーストを使っていたこと。バジルの風味がトマトソースやチーズにマッチしていたし、もしかしたらペーストにしたことで冷えても生のバジルより風味が残っているのかもしれない。スライスして片手で食べられるのもフェス向きのメニュー。

中華蕎麦とみ幸
純鶏白湯らぁ麺 1,250円

千葉県松戸市にある大人気店の「中華蕎麦とみ田」とBRAHMANのギタリストのKOHKIのコラボが「中華蕎麦とみ幸」。松戸のお店にはない「とみ田」のラーメンを食べられるとあって、ニューアコでも長蛇の列になっている。

「とみ幸」が尽未来祭のために作ったのが鶏白湯ラーメン。白濁するまで煮込んだスープは、濃厚でありつつもまろやかさもあった。チャーシューは低温で調理されたロースとイベリコ豚のバラ。このラーメンを食べたいと3日間狙っていたけれど、ずっと長蛇の列で、3日目の終演近くになってやっと列が短くなって味わえた。ラーメン好きにとっては納得の味だろうし、普段はあまりラーメンを食べない人にとっても至福の味になったのだろう。

<text・photo=菊地 崇>
BRAHMAN 30th Anniversary「尽未来祭 2025」
開催日:2025年11月22日(土)~24日(月・振休)
会場:幕張メッセ国際展示場
https://jinmiraisai.com/