フェス飯クラブ / Fesmeshi Club

タコスがフェス飯界の新しい波なのか? Local Green Festivalでタコスの食べ比べ。

タコスがフェス飯界の新しい波なのか? Local Green Festivalでタコスの食べ比べ。

「Life with Green」をコンセプトに、グリーンとグッドミュージックが楽しめる秋フェスとして、2018年にスタートしたLocal Green Festival。会場は5月に開催されるGREENROOM FESTIVALと同じ横浜の赤レンガ倉庫エリア。GREENROOMが海の自然を守ることをメッセージに掲げているのに対して、海の環境保護のためには森を守ることも大切なんだと教えてくれるフェスだ。

 当初から「秋フェス」と称していたけれど、去年までの開催時期は9月上旬。暦の上では確かに秋なんだろうが、まだ真夏の厳しい暑さが残っていた時期に行われていた。そして今年から11月に変更となった。

 残暑厳しい夏フェスから、晩秋のフェスへ。フェスが少なくなってくる時期で、今後、その年を閉めるフェスとして認知されるようになるかもしれない。お客さんも去年までより明らかに多く、どのフードブースも賑わっていた。

 今年のLocal Green Festivalのフードエリアを歩いていて気になったのが、タコスをラインナップしているお店が多かったこと。Local Green Festivalの今年のメインビジュアルにサボテンが使われているからなのか、それともフェス飯にタコスのムーブメントが来ているのかわからないけれど、とにかくいろんなお店でタコスが出されていた。これだけ並んでいるのだから、やっぱり食べたくなってしまう。タコスの食べ比べにチャレンジ。


SURFERS シュリンプ/アボガドタコス 950円

 逗子にあるサーファーズ。抜群のロケーションとおいしい食事で人気のお店だ。不定期にライブイベントも行われている。GREENROOMでも場内で出店しているけれど、Local Green Festivalでの出店は初めてだという。9月は海辺にあるレストランの繁忙期で、11月に変更になったことで出店が可能になったと話してくれた。

 いくつかあるタコスメニューのなかから、シュリンプアボカドタコスをチョイス。エビのソテーにアボガド、トマト、レタス。肉がメインとなったタコスとは違って、サラダ感覚で食べられたタコスだった。ボリューム感もあるから、ランチでも小腹がすいたときでも、いろんな時間に食べていいメニューなんだと思う。

 






south yard kitchen HARE/タコス2Pセット 800円

 入場無料エリアにも、いろんなタコスが並んでいた。そのなかで、サウスヤードキッチンハレを選んだのは、牛すじと豚肉の2種セットだったから。サウスヤードキッチンハレは埼玉県川越で8年前にオープンしたダイニングバー。

 ホロホロになるまで煮込まれた牛すじと豚のブロック肉。同じ味が2個ではなく、違う味をこの値段で食べられるということがポイント。サイズも小さめなのが自分好み。タコスはメキシカンというイメージなのだけど、ここのタコスは無国籍と言えるかもしれない。サルサといったタコス定番の味ではなくお店のオリジナル。ただしマイナス点としては、豚タコスの脂身が多めのブロックで、しかも大きくカットされていたからちょっと食べにくかったこと。

 




<text・photo=菊地 崇>




Local Green Festival
日時:2024年11月16日(土)〜17日(日)
会場:横浜赤レンガ倉庫
https://localgreen.jp