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朝霧JAMに参加する人をもてなしたい。飲食出店もボランティアチーム朝霧JAMS'の貢献度大。
ほとんどの参加者がキャンプインで数日間のフェスを楽しむ。今では全国各地でキャンプインフェスが開催されているけれど、その発端になったのが朝霧JAMだ。初開催が2001年。来年が25年目になる。主催はスマッシュと地元有志で構成する朝霧JAM実行委員会。
キャンプインフェスの先陣を切ったのと同じように、フェスにおけるボランティアスタッフの充実も、朝霧JAMがもたらしてくれた大きな足跡だろう。地域のボランティアチームとして朝霧JAMS'が結成され、今では、ゴミ分別などの環境部、場内の交通整理やリストバンドの交換を担う整理部、キッズランドを運営するキッズランド部、ケガなどの救護を行う救護部など、開催当日の活動は多岐にわたっている。
ムーンシャイン、レインボーとふたつのステージにある飲食エリアも、朝霧JAMS'の功績が大きい。
「飲食エリアを『富士山人食堂』(ふじやまんちゅうしょくどう)と名付けて、富士山の麓に住む人たちによって、朝霧JAMにいらっしゃるみなさんをおもてなししよう。そんな思いではじまったんです。地元でローカルなんだから、醤油の貸し借りができるような、そんなアットホームな雰囲気で、一体となってお客さんをもてなそうって」と語ってくれたのが、朝霧JAMS'結成当初からのメンバーであり今年は副代表だった石飛美郷さん。
コロナ前までは、飲食の出店は公募されていなかった。朝霧JAMがスタートした頃は、今のようにフェスが多く開催されていたわけではないから、どこも朝霧JAMが初出店というお店ばかりだったという。
「富士宮や富士には、学生のノリっていうかお茶目っていうか、変わり者が多いっていうか、おもしろい人が多くて、おもしろいお店も多いんですよね。個性派が多いんです。そういうお店によく行ってたし、『今度、朝霧JAMっていうイベントがあるから出ない?』って声をかけて。数軒からはじまったんです。創成期から出てもらっているのは、高原のシチュー屋さん、らく、PIPS、藤太郎、NEVER LAND、天CAFEあさぎり…。コロナ以降に新しく出てもらえたのが京昌園やラルバディナポリ。京昌園さんは地元では知らない人がいないっていうくらい有名な焼肉屋さんです。コロナもあっていろいろありましたけど、どのお店の人も、朝霧JAMを盛り上げるための仲間です」
PIPS/タコス 700円
らく/アジ干物丼 700円
NEVER LAND/ダルカリー 700円
伝統の旨さ 京昌園/カルビクッパ 800円
コロナによってボランティア希望者は数が減った年もあったというが、今年は200人近くの人が応募してきたという。毎月のように集まり、飲食出店を見つけてくる地元メンバーによるコアスタッフ。そして応募して、参加して、朝霧JAMを盛り上げるボランティア。
「常に初心を大切にしなきゃって思っています。もともとコアスタッフで、仕事なり出産なりで一回卒業した人たちが、また戻ってきてくれてリーダーさんになってくれたりもしています。いろんな仕事の人が、朝霧JAMの2日間のために、1年間ずっと活動してくれています。それって、あらためてすごいことだなって自分でも思いますね」
自分の住む街や故郷に多くの人に来てもらいたい。そして楽しんでもらいたい。地元の食を味わってもらいたい。朝霧JAMS'のみなさんや飲食出店のみなさんが根本に持っているおもてなしの心こそ、朝霧JAMが魅力あるフェスであり続けている理由なのだろう。
<text・photo=菊地 崇>
IT’S A BEAUTIFUL DAY〜 CAMP IN ASAGIRI JAM’
日時:2024年10月12日(土)13日(日)
会場: 富士山麓 朝霧アリーナ
https://asagirijam.jp/
キャンプインフェスの先陣を切ったのと同じように、フェスにおけるボランティアスタッフの充実も、朝霧JAMがもたらしてくれた大きな足跡だろう。地域のボランティアチームとして朝霧JAMS'が結成され、今では、ゴミ分別などの環境部、場内の交通整理やリストバンドの交換を担う整理部、キッズランドを運営するキッズランド部、ケガなどの救護を行う救護部など、開催当日の活動は多岐にわたっている。
ムーンシャイン、レインボーとふたつのステージにある飲食エリアも、朝霧JAMS'の功績が大きい。
「飲食エリアを『富士山人食堂』(ふじやまんちゅうしょくどう)と名付けて、富士山の麓に住む人たちによって、朝霧JAMにいらっしゃるみなさんをおもてなししよう。そんな思いではじまったんです。地元でローカルなんだから、醤油の貸し借りができるような、そんなアットホームな雰囲気で、一体となってお客さんをもてなそうって」と語ってくれたのが、朝霧JAMS'結成当初からのメンバーであり今年は副代表だった石飛美郷さん。
コロナ前までは、飲食の出店は公募されていなかった。朝霧JAMがスタートした頃は、今のようにフェスが多く開催されていたわけではないから、どこも朝霧JAMが初出店というお店ばかりだったという。
「富士宮や富士には、学生のノリっていうかお茶目っていうか、変わり者が多いっていうか、おもしろい人が多くて、おもしろいお店も多いんですよね。個性派が多いんです。そういうお店によく行ってたし、『今度、朝霧JAMっていうイベントがあるから出ない?』って声をかけて。数軒からはじまったんです。創成期から出てもらっているのは、高原のシチュー屋さん、らく、PIPS、藤太郎、NEVER LAND、天CAFEあさぎり…。コロナ以降に新しく出てもらえたのが京昌園やラルバディナポリ。京昌園さんは地元では知らない人がいないっていうくらい有名な焼肉屋さんです。コロナもあっていろいろありましたけど、どのお店の人も、朝霧JAMを盛り上げるための仲間です」
PIPS/タコス 700円
らく/アジ干物丼 700円
NEVER LAND/ダルカリー 700円
伝統の旨さ 京昌園/カルビクッパ 800円
コロナによってボランティア希望者は数が減った年もあったというが、今年は200人近くの人が応募してきたという。毎月のように集まり、飲食出店を見つけてくる地元メンバーによるコアスタッフ。そして応募して、参加して、朝霧JAMを盛り上げるボランティア。
「常に初心を大切にしなきゃって思っています。もともとコアスタッフで、仕事なり出産なりで一回卒業した人たちが、また戻ってきてくれてリーダーさんになってくれたりもしています。いろんな仕事の人が、朝霧JAMの2日間のために、1年間ずっと活動してくれています。それって、あらためてすごいことだなって自分でも思いますね」
自分の住む街や故郷に多くの人に来てもらいたい。そして楽しんでもらいたい。地元の食を味わってもらいたい。朝霧JAMS'のみなさんや飲食出店のみなさんが根本に持っているおもてなしの心こそ、朝霧JAMが魅力あるフェスであり続けている理由なのだろう。
<text・photo=菊地 崇>
朝霧JAM2024 アフタームービーも公開中!!〜キャンプイン・フェスのすべてが詰まった“ASAGIRI JAM' 24”
IT’S A BEAUTIFUL DAY〜 CAMP IN ASAGIRI JAM’
日時:2024年10月12日(土)13日(日)
会場: 富士山麓 朝霧アリーナ
https://asagirijam.jp/