フェス飯クラブ

現地レポート

11年ぶりに開催されたメタモルフォーゼ。御殿場の地元飯をいただく

2023.11.28
11年ぶりに開催されたメタモルフォーゼ。御殿場の地元飯をいただく
   かつて日本を代表するオールナイトフェスとして、人気を博していた「メタモルフォーゼ」。フェスとしては11年ぶり、キャンプスタイルでは13年ぶりに、10月14日~15日に開催された。会場は御殿場の遊RUNパーク玉穂。芝生が広がり雄大な富士山がステージ後方に臨めるエリアがメインのSOLAR STAGE。ライブが中心のメインステージの音出しは20時まで。歩いて10分くらいの場所にオールナイトのLUNAR STAGEがある。

 10年以上前の開催時には、飲食も物販もそれなりの数が出店していたのだけど、今回はちょっと寂しく感じた。フェスを彩るマーケットはなく、飲食ブースは地元飲食店が何軒かとフードトラックが2台。飲食物の持ち込みも禁止されていたから、もう少し出店が多くてもよかったと思う。食べることもフェスの大きな楽しみになっているのだから。そんなメタモルフォーゼで選んだのが地元フェス飯。


御殿場市商工会玉穂支部:和風スープパスタ 1,000円


 会場がある玉穂地区のメンバーが集って出店。太陽が出ていた日中は暖かかったのだけど、夕方から雲が多くなり寒くなってきたこともあって、きのこスープパスタを選択。醤油のあっさり味。ラーメンに近い感覚だ。もうひとつのアラビアータは、玉穂地区で収穫した野菜が使われているという。そのことを聞いたのがスープパスタを食べた後。知っていたら、アラビアータを選んでいたのに。



 
KAMY:みくりやそば 700円


 地方に行くとよくそばを食べるのだけど、「みくりやそば」のことは知らなかった。御殿場のソールフードで、そばのつなぎに山芋を使い、だし汁に鶏肉を使っているのが特徴なのだという。具材として乗っていたのが鶏肉と山菜。煮込まれている鶏肉はちょっと甘め。それが外で食べる味としてマッチしている。山芋を使っているからなのか、そばはのどごしがいい。こんな食べたことのない地元飯に出会えるのもフェスならでは。




<text・photo=菊地 崇>


METAMORPHOSE '23
日時:2023年10月14日(土)〜15日(日)
会場:遊RUNパーク玉穂
https://www.metamo.info
菊地 崇 a.k.a.フェスおじさん
菊地 崇 a.k.a.フェスおじさん

ライター、編集者、DJ。フェス、オーガニック、アウトドアといったカウンターカルチャーを起因とする文化をこよなく愛する。 フェスおじさんの愛称でも親しまれている。

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