フェス飯クラブ

現地レポート

穴場イベントで絶品フェス飯を堪能!/宇都宮蚤の市・現地レポート(前編)

2023.03.31
穴場イベントで絶品フェス飯を堪能!/宇都宮蚤の市・現地レポート(前編)

3月19日(日)は最高のドライブ日和。

「ついに春が始まった。梅も咲いたし、桜の蕾も思い切り膨らんできている。今年もフェス、始まっちゃうんだなー!」


という浮かれた気分と共に、茨城県の下妻市から一面に田んぼが広がる国道294号をひた走り、栃木県は宇都宮の中心市街地・バンバひろばで開催された「宇都宮蚤の市」にお邪魔してきました。

宇都宮蚤の市の会場となっている「バンバひろば」は二荒山神社のお膝元になっており、その中央を通る参道の両脇には県内外・選りすぐりのアンティーク・骨董品がの店舗が立ち並んでいました。
 

アンティークと言ってもアメリカンな雑貨から謎の古道具までジャンルは幅広く、店主の趣向で品揃えが変わってくるのは音楽も骨董品も同じなのかもしれません。

 

広場の脇ではファンタスティックなディジュリドゥとハンドパンの生演奏が流れ、宇都宮市の中心市街地に突如現れた異空間に訪れる人たちがそれぞれのお宝発掘を狙う様子は、まるでハリーポッターの映画の中のような世界観!

そんな西側広場の一角に7店舗の飲食ブースが並んでいました。
かま焼きピザ、タイ風ラーメン、スパイスカレー、地元の手作りパン、自家焙煎コーヒー、ご当地いちごスイーツ・・・・
味わいたい各店舗の提供メニューのバランスが絶妙過ぎなので、全部食べたい欲が爆発します。
期待を裏切らず、全フェス飯のクオリティが高く、脳内が一瞬バグるという体験となった各店舗のフード&ドリンクをご紹介していきたいと思います!

まずはかまねこ堂さんのマルゲリータから!

ピザを自ら焼くピザかまねこのご主人・森さんは今回のイベントの主催者さんでもあります。


焼き上がったピザはその場でカットして提供してくれます。


ピザかまねこ:マルゲリータ 800円
店主こだわりの自家製生地を堪能するマルゲリータです。
具材が載っている薄い生地部分と、ピザの端のもっちり感を味わいます。
たっぷりのトマトペーストが酸味と甘みの味の土台を作って、モッツァレラとバジルがそれぞれしっかり仕事をしてくれています。
キッチンカーに本格ピザ窯を搭載しているので、短時間で本格的な焼きたてピザを提供することができるそうです。
食後感がくどくなく、少食の私でも毎回ピザ1枚をあっという間にペロリと平げてしまうので、他のメニューと食べ比べしてみても楽しいかもしれません。
それにしてもピザって食べやすくて外で食べるのには持ってこいだなあ!


続いて、今回こちらのフェス飯で最も衝撃だったSmile farmさん。




smile farm:タイラーメン(鶏手羽入り)1000円
まず、口に入れた瞬間「これ、めっちゃ美味いやつーーーーー!!!」と一旦箸を置いて踊りたくなるような美味しさが始まります!
先に食べた同行者がずっと「これ、めっちゃ美味い。めっちゃ美味い」と連呼するので、またまた大袈裟な・・・と思ってましたが、全く同じコメントをしてしまって、二人で笑いあいました。
しかも罪悪感ゼロ。こんな平和な食べ物があったろうか。
食べるごとにうまさが増してくるのは、黒板に描かれているように鶏ガラや8種類以上の野菜などをじっくり煮込んだスープによるもの。
あっさり米麺をどんどん食べ進めつつ、具材の食感が楽しいピーナッツ、smile farmさん自家製の菜の花で新しい春の味を味わいます。
パクチーも少し入っているのですが、主張が強くないのでパクチー入門編としてオススメしたい。
最初にアジアンな味への出会いに感動したのち、最後まで「美味い!」と言って締められる。
完食した瞬間にタイラーメンロスが始まってしまう、記憶に残る絶品タイラーメンです!!


お次は、我らが茨城県下妻市の名店、チャンプルコーナーさんの売り切れ御免のスパイスカレーです。

一瞬、テントとは思えぬ魅惑の店構え。実店舗はこの世界観がさらに広がっているので、ぜひ下妻まで足を運んでみてほしい。

合いがけカレー。左が麻JHA(マージャ)、右がキーマです。

チャンプルコーナー:合いがけカレー1350円 はちみつレモンソーダ400円 自家製ジンジャエール400円 
チャンプルさんのカレーはケララチキン、ポークビンダル風、麻JHA(マージャ)、キーマの4種類。
こちらのお店、下妻の実店舗ではリピーターとしてお世話になっているお店なのですが、毎度のことながら「決められない!決められない!!」となって、結局合いがけになるのですが、またこの中から2種類を「決められない〜!!(汗)」とぐずぐずしてしまいます。笑。
今回大行列となっていたチャンプルさんでしたが、きっと並んでる人も注文ギリギリまで「決められない〜!!(汗)」となってしまうことでしょう。
そして、注文したのはマージャとキーマの合いがけ。見た目がもう、やばい。盛り付けの美しさに加え、米の艶、カレーの艶よ。
二人でシェアすることにしたのですが、どうやって食べるかで、性格が見えてくるかも?
そして、めちゃくちゃ美味いスパイスカレー。絶対に自分では再現できない味でちょっと何が入っているかわからないけど、香辛料がとにかく美味しい。そんなことってあるのだろうか。スパイスカレーという体験というか、もはやちょっとした旅だなこれは。
箸休めのキャベツやニンジンが、安らぎを与えてくれて、またスパイスカレーに旅立つ。それをひたすら繰り返していきます。
悩み事あっても、一回このスパイスカレー食べよう。忘れられるから。って思えます。
そして、ノンワックスレモンを使った、チャンプルコーナーさん自家製はちみつレモンにジンジャエールで喉を潤します。
あれ?ジンジャエールってこんな上品な味だったけ?という気持ちと、このはちみつレモンが青春の味だったら、かなり自慢になるな。という印象。

というわけで、前編では美味しさの大喜利のような感じになってしまいました。
にしても、フェスでこんなに美味しいものって一気に出会って良かったんだっけ?美味しいの基準上げに来てない?
どこかのフェスで今回ご紹介した出店者さんを見つけたら、並んででも食べて間違いなし!だと思います。

そして、後編ではスイーツ系をお届けしていきたいと思います。

後編も、お楽しみに〜!!

第十一回宇都宮蚤の市
日時 : 2023年3月19日(日)
会場 : 栃木県宇都宮市・バンバひろば
サイト : https://www.instagram.com/u_nominoichi/
堀田 陽子
堀田 陽子

茨城県下妻市の言葉で伝えづらい居心地の良さを見える化するフリーペーパー「Shimotsuma FREEpER(しもつまフリーパー)」の編集長をやっています。フェスで飲んだあのビール、あの飯のおいしさが忘れられないから、また今日も頑張ってしまうのです。

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