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ここでは町もフェス会場。佐渡の小木で開催されるアース・セレブレーションで食べ歩き
太鼓芸能集団の鼓童が、活動拠点である佐渡に「鼓童村」を開設したのが1988年。その同じ年に、「世界中を旅する中で出会った人々やアーティストを自分たちのホームである佐渡に招き、島の人々と交流してもらいたい」という思いを持ってスタートしたのがアース・セレブレーション(EC)だ。コロナ禍には配信で続け、今年で39年目を迎えた。日本でもっとも歴史のあるフェスのひとつと言えるだろう。開催時期はほぼ変わらず、「お盆の次の週末は佐渡のECへ」というファンも多い。

直江津からの船が到着する小木で行われているEC。2015年までは、小木の城山公園でECのメインコンテンツとなるコンサートが行われていたが、現在は港の近くの小木みなと公園がその会場で、そこがブルーエリア。午前からハーバーマーケットも行われている。クラフトなどを扱う個性的なショップのほか、フェス飯もここに並んでいる。その数は30近く。佐渡のお店もあれば、島外からECを目当てにやってくるお店もある。

メインコンサートだけではなく、フリンジという無料でのライブイベントもラインナップされているのがECの特徴のひとつだ。フリンジが行われているのが、小木みなと公園から歩いて10分程度の三角公園。そのふたつの会場の間にあるのが小木の商店街で、歴史的価値の高さから、2024年8月に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている。三角公園や小木商店街の一帯がイエローエリア。商店街では3日間とも「扇の市」が開催されている。これもECの構成要素であり、ECは小木という港町全体で開催されているのと言っても過言ではない。

フリンジ会場の三角公園にも、フェス飯の出店エリアがあった。どちらかといえば、こちらのほうが地元の店が多く、佐渡ならではの食材を使ったメニューを展開していた。一方、みなと公園は、夏祭りの飲食屋台のようなイメージもあって、地元の人が気軽に食べられたり、佐渡にとっては珍しいメニューだったり。そんな差別化があったように感じた。


ist-Sado/Perch@イエローエリア
銀鮭のシーフードパイ 450円
お店:https://www.instagram.com/perch.sado/
ハーバーコンサートは夕方からだから、日中はフリンジにいる時間が長かった。三角公園に数軒並んだお店のメニューで気になったのが、このシーフードパイ。佐渡の新しい名物のひとつとしてよく目にしていたのが「佐渡サーモン」。佐渡産の銀鮭を使ったシーフードパイと記されていたから、佐渡サーモンを使ったパイなのだろう。
サクサクとした香ばしいパイ生地のなかに、まろやかなクリームソースとふっくらとした鮭の身。鮭がパイにもクリームソースにも負けていないというか、「ここにいるんだ」としっかり主張していた。片手で食べられるほどよい大きさで、小腹がすいたときのメニューにうってつけ。


佐渡はらだこ / 塩マヨたこ焼き 700円
お店:https://www.instagram.com/haradako_sado/
ハーバーマーケットで「佐渡らしい食材は?」と考えながら歩いていたときにヒットしたのがたこ焼き。佐渡の漁港から直接仕入れた大ぶりの天然タコを贅沢に使っているという。数種類あるソースのなかから、一番人気だという「塩マヨ」を選んでみた。
たこ焼きといえばソースくらいしか食べたことがなかったけど、塩もいい。特に塩分を欲している夏のビールのお供には最高だ。佐渡の塩を使ったシンプルなメニューだからこそ、タコやたこ焼きの生地の味も引き立っている。1個が小ぶりなのも好みだった。


おさむ果樹園@イエローエリア
柿スムージー 600円
お店:https://www.instagram.com/osamu_orchard/
去年よりも暑くなかったし、海の風を感じられるから、都市にいるような不快な暑さを感じなかったけれど、それでも最高気温は30度を超えていた。三角公園まで歩いて10分とはいえ、それなりに汗はかいてしまう。冷たいものをカラダに入れたいと思ってスムージーをオーダー。柿のほかにル レクチエ(洋梨)もあったけど、柿が佐渡の名物らしいので柿を選んだ。
おさむ果樹園のおさむさんは、コロナ禍に佐渡に移住して果樹園をスタート。自分の育てた果樹を使って、イベントなどにスムージーで出店しているという。スムージーの材料は、冷凍にしていた柿と牛乳。柿の甘さがカラダに浸透していく。これで、気分としては暑さから解放されてリフレッシュできた。


小木そばの会(小木特産品開発センター)@イエローエリア
サザエそば 700円
お店:https://www.visitsado.com/spot/detail0884/
イエローエリアを歩いていて、寄り道してしまったのがこのお店。ハーバーマーケットに出店していたこともあったけど、日中の暑さから逃れ、安定したそばを提供したいという思いから、この場所に移ってきたという。
十割の手打ちの冷たいあごだしそばが600円というナイスなお値段。サザエを追加しても700円。しかも、薬味のネギだけではなく、椎茸、昆布、だしがらの佃煮のトッピングが無料。おもてなしの心満載のメニューだ。そば粉も佐渡産のものを使っていると記されていた。味はもちろん申し分なし。暑い一日でも、昼には最高の一品なり。こんなメニューを提供するお店があるのも、ECの大きな魅力だ。
<text・photo=菊地 崇>
EARTH CELEBRATION 2026
開催日時:2026年8月21日(金)~23日(日)
会場:新潟県佐渡市小木
https://www.earthcelebration.jp/
直江津からの船が到着する小木で行われているEC。2015年までは、小木の城山公園でECのメインコンテンツとなるコンサートが行われていたが、現在は港の近くの小木みなと公園がその会場で、そこがブルーエリア。午前からハーバーマーケットも行われている。クラフトなどを扱う個性的なショップのほか、フェス飯もここに並んでいる。その数は30近く。佐渡のお店もあれば、島外からECを目当てにやってくるお店もある。
メインコンサートだけではなく、フリンジという無料でのライブイベントもラインナップされているのがECの特徴のひとつだ。フリンジが行われているのが、小木みなと公園から歩いて10分程度の三角公園。そのふたつの会場の間にあるのが小木の商店街で、歴史的価値の高さから、2024年8月に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている。三角公園や小木商店街の一帯がイエローエリア。商店街では3日間とも「扇の市」が開催されている。これもECの構成要素であり、ECは小木という港町全体で開催されているのと言っても過言ではない。
フリンジ会場の三角公園にも、フェス飯の出店エリアがあった。どちらかといえば、こちらのほうが地元の店が多く、佐渡ならではの食材を使ったメニューを展開していた。一方、みなと公園は、夏祭りの飲食屋台のようなイメージもあって、地元の人が気軽に食べられたり、佐渡にとっては珍しいメニューだったり。そんな差別化があったように感じた。
ist-Sado/Perch@イエローエリア
銀鮭のシーフードパイ 450円
お店:https://www.instagram.com/perch.sado/
ハーバーコンサートは夕方からだから、日中はフリンジにいる時間が長かった。三角公園に数軒並んだお店のメニューで気になったのが、このシーフードパイ。佐渡の新しい名物のひとつとしてよく目にしていたのが「佐渡サーモン」。佐渡産の銀鮭を使ったシーフードパイと記されていたから、佐渡サーモンを使ったパイなのだろう。
サクサクとした香ばしいパイ生地のなかに、まろやかなクリームソースとふっくらとした鮭の身。鮭がパイにもクリームソースにも負けていないというか、「ここにいるんだ」としっかり主張していた。片手で食べられるほどよい大きさで、小腹がすいたときのメニューにうってつけ。
佐渡はらだこ / 塩マヨたこ焼き 700円
お店:https://www.instagram.com/haradako_sado/
ハーバーマーケットで「佐渡らしい食材は?」と考えながら歩いていたときにヒットしたのがたこ焼き。佐渡の漁港から直接仕入れた大ぶりの天然タコを贅沢に使っているという。数種類あるソースのなかから、一番人気だという「塩マヨ」を選んでみた。
たこ焼きといえばソースくらいしか食べたことがなかったけど、塩もいい。特に塩分を欲している夏のビールのお供には最高だ。佐渡の塩を使ったシンプルなメニューだからこそ、タコやたこ焼きの生地の味も引き立っている。1個が小ぶりなのも好みだった。
おさむ果樹園@イエローエリア
柿スムージー 600円
お店:https://www.instagram.com/osamu_orchard/
去年よりも暑くなかったし、海の風を感じられるから、都市にいるような不快な暑さを感じなかったけれど、それでも最高気温は30度を超えていた。三角公園まで歩いて10分とはいえ、それなりに汗はかいてしまう。冷たいものをカラダに入れたいと思ってスムージーをオーダー。柿のほかにル レクチエ(洋梨)もあったけど、柿が佐渡の名物らしいので柿を選んだ。
おさむ果樹園のおさむさんは、コロナ禍に佐渡に移住して果樹園をスタート。自分の育てた果樹を使って、イベントなどにスムージーで出店しているという。スムージーの材料は、冷凍にしていた柿と牛乳。柿の甘さがカラダに浸透していく。これで、気分としては暑さから解放されてリフレッシュできた。
小木そばの会(小木特産品開発センター)@イエローエリア
サザエそば 700円
お店:https://www.visitsado.com/spot/detail0884/
イエローエリアを歩いていて、寄り道してしまったのがこのお店。ハーバーマーケットに出店していたこともあったけど、日中の暑さから逃れ、安定したそばを提供したいという思いから、この場所に移ってきたという。
十割の手打ちの冷たいあごだしそばが600円というナイスなお値段。サザエを追加しても700円。しかも、薬味のネギだけではなく、椎茸、昆布、だしがらの佃煮のトッピングが無料。おもてなしの心満載のメニューだ。そば粉も佐渡産のものを使っていると記されていた。味はもちろん申し分なし。暑い一日でも、昼には最高の一品なり。こんなメニューを提供するお店があるのも、ECの大きな魅力だ。
<text・photo=菊地 崇>
EARTH CELEBRATION 2026
開催日時:2026年8月21日(金)~23日(日)
会場:新潟県佐渡市小木
https://www.earthcelebration.jp/