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情緒あふれる街並みを満喫 音楽フェス『結いのおと』の舞台を “街ブラ散歩”してみた~後編~
茨城県結城市を舞台とした回遊型の音楽フェス『結いのおと』が、今年も4月18日(土)と4月19日(日)の2日間に渡り開催されます。2014年にはじまった同フェスは、音楽ファン好きも納得の出演ラインナップでライブが楽しめるサーキットフェスとして回を重ね、毎年楽しみにしているファンも多いイベントとして知られています。そしてそのステージとなるのは、神社仏閣、酒蔵や結城紬の産地問屋など、古くから街の歴史を紡いできた文化の香り漂う空間です。せっかく訪れるなら、そんな街の魅力を体感してみたいですよね。そこで今回は、結城市を“街ブラ散歩”しながら、会場となる浦町児童公園・奥順つむぎの館・妙国寺などの北部エリアを中心に、さまざまなスポットを訪れてみました。味噌醸造所や酒蔵、結城紬の製造卸問屋といった歴史あるスポットを訪れた前編につづき、後編ではグッと現代寄りなオシャレなカフェなどを巡ってみましょう。いざ、出発です!
今回も、街を案内してくれるのは、「結いプロジェクト」発起人・野口純一さん。野口さんは、『結いのおと』オーガナイザーとして、結城市の代謝に繋がるような街づくりを推進しています。

【まるで物語の中に迷い込んだような「Cafe la femille」】
街歩きをしている間にお腹がペコペコに。ランチを食べに向かったのは、「Cafe la femille」(カフェ・ラ・ファミーユ)。
「奥順つむぎの館」から南下して10分ほど、ヨーロッパの田舎町を思わせる雰囲気の建物が、住宅街の風景に溶け込みながらひっそりと佇んでいます。門扉から中に入ると、庭にはローズマリーなどおしゃれな植物やオブジェがあり、まるで物語の中に迷い込んだような気分に。広い駐車場には、あちこちのナンバープレートをつけた車が止まっていました。なるほど、全国からお客さんがやってくるんですね。大人気店ですので、できれば予約してから訪れた方が良さそうです。

全国からお客さんがやってくる予約必須の大人気店
そっと店内に足を運ぶと、木の板が敷き詰められた床、アンティーク家具なども置かれた内装がとてもあたたかく感じられます。そんな店内で野口さんと共にいただいたメニューは、「ガレット(コンプレ〈ハム・玉子・チーズ〉シャンピニオンのチーズ抜き)」、「リンゴのタルト」、「パスタ(ブロッコリーのタリオリーニ)」、「シュガーバターのクレープ」。どれも美味しくて、食べ応えもおおいにあり。ホットコーヒー、アイスカフェラテを飲みながら店内や中庭を眺めていると、幸せな気分で満たされました。なお、レジ横にはパンや焼き菓子も売っているので、お土産にもおすすめ。また、隣の別棟の建物では洋服も販売されていますので、覗いてみては。

「パスタ(ブロッコリーのタリオリーニ)」、「ガレット(コンプレ〈ハム・玉子・チーズ〉シャンピニオンのチーズ抜き)」(TOP画像)など美味しくて食べ応え満点な料理たち

非日常な空間と絶品料理で幸せな気分に
ライブも度々開催されており、今年の『結いのおと』では屋内のカフェステージでライブが行われます。非日常な空間で楽しむ音楽は素敵な夢を見せてくれそうです。
Cafe la femille
茨城県結城市結城911-4
ランチ 11:30-16:00
ディナー 17:30-21:30
定休日:毎週 水・木
【カフェ併設のフランス菓子店「ARTISAN PATISSIER ITABASHI」で味わう珠玉の時間】

『結いのおと』はJR結城駅から北側のエリアを舞台として行われますが、どうせなら、街の魅力をより広く感じたいですよね。そこで、駅南側のエリアの足を延ばしてみました。「ARTISAN PATISSIER ITABASHI」(アルチザン・パティシエ・イタバシ)は、カフェ併設のフランス菓子店。
駅からは車で5分、徒歩20分ぐらいとちょっと距離はあるものの、お客さんがひっきりなしに来店する人気店です。オーナーの板橋恒久さんは、カウンターの向こうでカフェの調理をずっとされていましたが、今回挨拶をさせていただいたときのご対応など、とてもユーモラスな人柄で楽しい方でした。そんな人柄がお店の優しさにも表れているようで、カフェは乳児や小学生のお子さん連れのご家族でもOKだそうです。ファミリーで『結いのおと』への参加を考えている方はうれしいですね。

駅南側エリアに足を延ばして出会った洗練された店構え
広く洗練された店内は、静謐な雰囲気で心が洗われるよう。ショーケースにはかわいいケーキがたくさん!見ているだけでもワクワク楽しい気分になってしまうはず。壁側の棚や机の上には、さまざまな焼き菓子も。訪れたこの日は2月14日で、バレンタイン用のチョコプレートも用意されていました。

ショーケースには魅惑のケーキラインナップが勢ぞろい!
おすすめはモンブランということで、今回いただいたのが「モンブランのスペシャルデセール」。モンブランとたっぷりアルチザンのデザートを楽しめる贅沢な4種のワンプレート(モンブラン メレンゲ付き/ミルフィーユ/ゆずとフロマージュブラン/焼き菓子の盛り合わせ)です。食べきれないくらいの量が出てくるのでびっくり!ケーキは甘すぎない、さっぱりとした絶妙な加減のクリームのおかげで、普段は甘いものをあまりたくさんは食べない私も、ペロリと全部おいしくいただくことができました。さらに、さまざまなケーキが魅力的なショーケースから「プリンセス」をチョイス。イチゴの甘酸っぱさが絶妙で食べやすく、後味もさっぱり爽やかでした。是非、訪れてゆったりした時間を過ごしてみては。『結いのおと』でも販売を行う予定とのことです(詳細は未定)。

モンブランとたっぷりアルチザンのデザートを楽しめる贅沢な4種のワンプレート「モンブランのスペシャルデセール」
ARTISAN PATISSIER ITABASHI
茨城県結城市結城8782-5
ショップ 10:00~18:00
カフェ 11:00~17:00 L.O.
定休日:月・火(祝祭日は営業)振替休日なし
【”見世蔵”をお洒落にリノベーションしたパン屋さん「ぱんやムムス」】
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< photo = YUIPROJECT© >
再び駅北側エリアに戻って、「ぱんやムムス」へ。駅からは徒歩15分、204号線の結城小前交差点付近にあります。「奥順つむぎの館」もすぐ近くにあるので、順番に行くのも良いと思います。こちらは、旧黒川米殻店の「見世蔵」(店舗兼住宅)をお洒落にリノベーションしたパン屋さんです。歴史ある街の風格漂う外観は、一見パン屋さんには見えませんが、店内はお洒落で上品な佇まいで清潔感が溢れています。イートインスペースもあり、小上がりに大きな卓袱台が1つ。みんなパンを囲んで座ったら、なんだかサザエさんみたいな古き良き一家団欒ムードもほんわかと感じられそうです。
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< photo = YUIPROJECT© >
お店は18時までの営業ですが、じつはこの日17時40分にお店に到着したところ、パンはまさかの完売!ガーン。もっと余裕を持ってくればよかった。あまりにも街歩きが楽しくて…。売り切れになるとお店を閉めてしまうこともあるようなので、みなさんは早めに行ってみてください。今回は、「チョコレートオートミールクッキー(3個入り)」と「レモンケーキ」(1切れ)を購入。レモンケーキは珍しいパウンド型でがっつり。オートミールクッキーは、さくさく軽くて、ココナッツの風味もさわやかでおいしかったです。オートミールクッキーは、2週間近く持つので、お土産やプレゼントにもいいかもしれません(詳細な賞味期限は購入時にご確認ください)。建物の雰囲気がいいので、パンとドリンクを買って、ゆっくり休憩するのもいいかも。『結いのおと』のときは早めに訪れてパンを買おうと誓った私です。

パンは売り切れ御免!早めに行くことをおすすめ
ぱんやムムス
茨城県結城市結城1319
11:00-18:00
定休日:日・月・木

< photo = YUIPROJECT© >
ご紹介したお店以外にも、野口さんからおすすめしてもらったポイントはまだまだあります。
Coworking&Cafe「yuinowa」
結城駅北口から徒歩約8分の場所にある、築90年を超える旧呉服店をリノベーションして誕生したシェアスペース。キッチンスペースは、新しくお店を出したい人がそのスペースを借りて、実際に調理・ふるまい・店舗オープン前にファンをつくるなど、チャレンジできる場にもなっています。前編でご紹介した「秋葉糀味噌醸造」の大きな古い木桶が、yuinowaの中にあるサウナの水風呂の桶に再利用されていたりと、街のつながりを感じることもできるスポットとなっています。『結いのおと』ではライブ会場、クロークとしてフェスの中心の一角を担う場所でもあります。
HOTEL(TEN)
宿泊してフェスを楽しみたい人におすすめなのが、yuinowaから徒歩1分の「HOTEL TEN」。
こちらも築90年以上の町屋をリノベーションして開業したホテルです。「街を楽しんでほしい」との思いから、チェックインカウンターはyuinowaに設置。スタッフさんがおすすめスポットを教えてくれるそうです。宿泊可能人数は最大10名。施設内にある家電や調理器具は自由に使えるので、食材を持ち込んでみんなでワイワイ料理をすることも可能です。
引用元:https://www.chillnn.com/189404d67a7313
「ゆでまんじゅう」食べ歩き
結城名物「ゆでまんじゅう」は、江戸時代末期に疫病が流行したとき、当時の殿様が疫病の病祓いのため神輿を奉納した際に、民衆に振る舞ったのが始まりといわれています。その後、健田須賀神社の夏の大祭の日には、各家庭でゆでまんじゅうを作ってお供えし、無病息災と五穀豊穣を願うようになりました。蒸していたのでは神輿が来るのに間に合わないため、簡単にまんじゅうをゆでて作るようになったという説があります。各店の味わいを楽しみつつ、街歩きしてみては?
引用元(食べ歩きマップ):https://www.city.yuki.lg.jp/kankou/kankou-model/page006601.html
~まとめ~
前編・後編を通して、『結いのおと』を取り巻く街の魅力をお届けしましたが、寺社仏閣や結城蔵美館、城跡公園など、まだまだ紹介しきれないぐらい、結城市は魅力がたくさん。取材日は午前中から薄暗くなるまでブラブラと街歩きしていましたが、情緒ある街並みをのんびり散策しながら、ときおり足をとめて歴史ある建物を観察してみたり、グルメを味わったり、お土産を買ったりと、いくら時間があっても足りませんでした。予定を絞っていろいろ足を運ぶもよし、『結いのおと』会場の周辺を何も決めずに歩くのもよし。自分たちだけの結城市の楽しみ方を試しつつ、『結いのおと』で “街と音楽” を思う存分満喫してください。
結城市 街ブラ散歩
案内人:結いプロジェクト発起人 野口純一さん
https://www.instagram.com/yuinote_yuki/
『結いのおと2026』
開催日時:2026年4月18日(土)DAY 11:00~18:00 NIGHT 18:00~20:00、4月19日(日)DAY 11:00~18:00
会場:茨城県結城市北部市街地
公式HP:https://www.yuinote.jp