フェス飯クラブ / Fesmeshi Club

サクっ、もち……幸せの食べ比べを爽快なフェス、TINY GARDEN FESTIVALで楽しむ

サクっ、もち……幸せの食べ比べを爽快なフェス、TINY GARDEN FESTIVALで楽しむ

標高1,250m、蓼科高原の入り口にあたるビーナスライン道の駅蓼科湖は湖を眺める絶好の場所。爽快な天候の中開催された、TINY GARDEN FESTIVAL 2024は「小さな庭で繰り広げられるガーデンパーティ」というコンセプトのもと、老舗ファッションブランドのURBAN RESEARCHが始めたイベント。

 広くはないがゆったりとしたスペースに洋服ブランドやアウトドアブランドなどの出店がずらりと並びお買い物やワークショップを楽しめるようなっているのに加え、対岸にあるTINY GARDEN 蓼科 Camp Lodge & Cabinsのメイン会場ではライブや子ども向けアクティビティなどがあり、ファミリーにも人気なイベントである。

 なにより、すばらしいロケーションを引き立てるちょうどいい気候が、このイベントが楽しかったといえる要因かもしれない。

 飲食出店は地元の店舗に加えて、他ではめったにお目にかからない名店が出店していたり、ご当地ならではのビールや地酒など、食も楽しめるのがいいところ。
 さてさて、今回のお目当てはサクっともちもちのアレです。

HIGUMA Doughnuts  SUGAR 400円
 このイベントが始まった当初から出店しているドーナツ屋さん。東京、学芸大学に本店を構え、いまでは他にも多数店舗を構える、ドーナツブームの草分け的存在。行列の絶えない店の味をこんな気持ちいい場所で食べることができるなんて幸せかも。

 クマみたいな風体の店主が揚げる、ふわふわモチモチのドーナツの揚げたてを早速実食です。

 噛んだ瞬間のさっくり感のあとに、もちっとした生地の弾力が感じられる。サク感を盛り上げる、シュガーがザクザクにかわり、甘さが口いっぱいに広がるのはこれぞドーナツといったところ。揚げたてはどんなスイーツも敵わない無敵の食感。毎年これを楽しみにしているというお客さんも多いはず。

 印象的なヒグマのモチーフのパッケージ、オールドスタイルなドーナツは安心安定の味。あー、もう一個食べたい。



 さて、次もサクっともちもちのアレ。

 森の中が似合うキッチントレーラーが可愛くて、お姉さんの明るい声に呼び寄せられます。

KIIIYA at CAR アゲモチチュロス シュガー 600円
 カラフルなドリンクや、バターチキンカレーなどもあるこの店舗ですが、もう最初からこれしか見ていませんでした。そうアゲモチチュロス。お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、この店舗は先週のTHE CAMP BOOKにも出店していたお店。先週は水餃子をいただきましたが、次はコレを食べるんだ!って心に誓っていた一品です。長野県安曇野市からの出店で、宿泊と併設してカフェがあるとのこと。さてさて、きになるアゲモチチュロスを実食です。


 見た目より、細めだけど、だからこその、かじったときのざっくり感がたまりません。シュガーの甘さも相まって、ざくざくです。でも……もちっとが結構ガツンとやってくる。

 チュロスのモチ食感の正体はなんだろうと食べる前からきになっていまして、餅が入っているんじゃない? なんて言っていたけど、なんと米粉100%だからできるこの食感。驚きです。グルテンフリー・卵不使用とのことで、やさしいお味。あー、もう一個食べたいわ。衝撃のザクザクでした。

 次はバターチキンカレーか? なんて思いながら、生レモンスカッシュも気になったのでした。




 TINY GARDEN FESTIVALは今回でなんと10回目とのこと。会場は変わったものの、コンセプトは変わらず、ガーデンパーティというのがぴったりののんびりとしたイベント。ライブも木漏れ日を浴びながら、ゆったりと芝生に座ってみるスタイルだし、ワークショップも子ども向けのものや、大人がじっくりするものなどあって、ピースフルな時間がながれていました。それもこれも、天候に恵まれて、爽快な中過ごせたからかな。




<text・photo=HAL>



TINY GARDEN FESTIVAL2024
日時:2024年6月15日(土)~16日(日)
会場:TINY GARDEN蓼科および近隣施設/道の駅ビーナスライン蓼科湖エリア
https://media.urban-research.jp/feature/tgf/