フェス飯クラブ / Fesmeshi Club

世界三大漁場=三陸の海の幸をアラバキで味わう至福。

世界三大漁場=三陸の海の幸をアラバキで味わう至福。

海に囲まれている島国・日本。海流の影響で、世界でも有数の魚の種類を誇り、豊富で美味しい海の幸に恵まれている。北海道には北海道の海の幸があるし、九州には九州の海の幸がある。その土地ならではの海の幸を味わうということを、旅の目的のひとつにしている人も少なくない。

 フェスでは地元の海の幸に出会うことは少ない。だからこそ見つけると味わいたくなってしまう。アラバキが開催されている宮城には世界三大漁場の三陸がある。親潮(寒流)と黒潮(暖流)がぶつかる潮目である三陸沖。長く続いている黒潮の大蛇行の影響なのか、水揚げされる魚はずいぶん変わっているというが、それでも日本を代表する海の幸の宝庫であることは変わりない。
 

◻︎nacree: 三陸産蒸し牡蠣 800円

 HANAGASAエリアに出店していたナクレ。「熟成仙台牛と三陸産牡蠣」というボードに魅せられてイン。漁場に近い新鮮な牡蠣は、そのまま生で食べるか、焼き牡蠣として食べるかが主流だろう。けれど蒸した牡蠣もなかなかのものだ。蒸すことでじっくりと旨味が閉じ込められる。

 メニューには「2個800円」と書かれていたけれど、「ちょっと小ぶりなので3個にしておきます」と言われて出てきた蒸し牡蠣。決して小さいわけではなく、味が濃厚で自然な甘みと豊かな味わいが楽しめた。「海のミルク」と言われているけれど、それも納得の味。

 仙台牛のガーリックライスや炙り牛カルビの藁焼きといった他のメニューも気になったけれど、これは来年の楽しみに。
 





◻︎TEAM南三陸:タコの唐揚げ 1,000円
 キャンプサイトのBAN-ETSUで24時間営業していたのがここ。土曜夜のZAOステージで、最後の田島貴男のライブが終わったのが23時過ぎ。もう少し飲みたかったし、小腹が空いていたこともあって、タコの唐揚げをチョイスした。

 肉厚の南三陸産のタコ。甘みもあって弾力もある。アルコールのアテには最高だ。食べ応えのある大きさではあるのだけど、個人的には一口サイズというかもうちょっと小さくカットしてもらったほうが食べやすかったし、みんなとシェアするにもいいと思う。タコの唐揚げも良かったけれど、それ以上に満足したのが一緒に入っていたタコシューマイ。シューマイと名付けられているけれど、いわゆる練り物。柔らかくて、タコの味もしっかりしていて。次回はタコシューマイ単品のメニューがあってもいいかも。タコシューマイ串にするとか。

 






<text・photo=菊地 崇>



ARABAKI ROCK FEST.24
日時:2024年4月27日(土)〜28日(日)
会場:みちのく公園北地区 エコキャンプみちのく
https://arabaki.com/