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欧風カレーで人気のKIYOSHI'S KITCHENをプロデュースするアジカン・伊地知潔さんに、フェス飯のこだわりを聞いた。
今年、結成30周年を迎えたASIAN KUNG-FU GENERATION(アジカン)。4月の東京・有明アリーナでの「Thirty Revolutions」を皮切りに、4月にインドネシア、6月からはメキシコ、ペルー、チリ、ブラジルの中南米をめぐるツアーが予定されている。そして帰国してフジロックのステージへ。
ドラムの伊地知潔さんはレシピ本も出版するなど、ミュージシャンきっての料理好きとしても知られている。その伊地知さんがプロデュースしているのが「KIYOSHI'S KITCHEN」。フェスでは珍しい欧風カレーの店として、アラバキやロッキンなど数多くのフェスに出店している。どんなきっかけでフェス飯に関わるようになったのか。今ではフェスでは必食の人気メニューのひとつとなったオリジナルカレーはどのように生まれたのか。フェス飯にまつわる話をアラバキで聞かせてもらった。

––– 「KIYOSHI'S KITCHEN」をはじめたきっかけからお聞きします。
伊地知 そもそも、NANO-MUGENっていうアジカン主催のフェスで、フジファブリックの金澤ダイスケとコラボで出店してみようっていうのが始まりだったんです。自分達のフェスですから、売れ行きも良かったんです。それで他でもやってみようっていうことになって。
––– 最初からメインのメニューはカレーだったのですか。
伊地知 カレーはやってなかったんですよ。出店するたびにいろいろメニューを考えて。長崎のハトシってわかります? 食パンにエビのすり身をはさんで揚げたもの。エビアジパンって呼んでたんですけど、そんなメニューもありました。カレーでは串に刺したエビが乗っているスープカレーもやりましたね。けれどこのメニューは大失敗(笑)。すごい美味しかったんですけど、エビが食べづらそうで。

––– 現在のカレーに行き着いたのは?
伊地知 フェスならではの人気メニューっていうことがわからなかったんですよね。そしていろいろ勉強して、研究していくうちに、どうやらステーキが売れているとか、ラーメンやカレーが人気だというのがわかってきて。それでもともとカレーが得意料理なので、カレーをメニューに加えて。それが9年くらい前のことです。
––– 料理本も出すなど、料理をずっと趣味にしている?
伊地知 大学生の頃にカレー屋さんの厨房でアルバイトしていたんですよ。それが自分の料理の始まり。鎌倉の珊瑚礁っていう行列ができる大人気店。そこでいろんなノウハウを学んで。いま出している「KIYOSHI'S KITCHEN」のカレーも、珊瑚礁での経験をもとにしています。

––– 「KIYOSHI'S KITCHEN」で出されているカレーには、どんなこだわりが込められているのですか。
伊地知 9年前ってスパイスカレーがブームのように人気を集めていた時期だったんですね。ただ僕はスパイスカレーよりも、欧風カレーのほうが好き。銀のポットに入ったカレーをライスにかけて食べるっていう、洋食屋さんで出されているようなカレーが好きだったんです。でもこの欧風カレーを、フェスで出しているところはないと思って。「これはいいな」と思い、欧風カレーをメニューにしたんです。レストランや喫茶店にあるようなカレー。これなら誰もが好きな味だろうと。
––– 味にも、もちろんこだわりがある?
伊地知 トマトが多めに入っていて、一般的な欧風カレーに比べると、酸味が少し強めですね。フェスで食べてもらうメニューなので、パンチを加えているというか。音楽をいっぱい楽しんでもらうために、スタミナをつけてもらいたいじゃないですか。フェスではカロリーを消費するから、ご飯の量もそこそこ盛っています。

––– 「KIYOSHI'S KITCHEN」のカレーやアンガスステーキは、今ではフェス飯の定番というか、「見つけたらこれを食べておけば大丈夫」という安心メニューになっていると思います。
伊地知 ありがたいことに、フェスに来たらこれを食べたいって思っていてくれるお客さんも増えているように感じています。アーティストとのコラボということを抜きにして、フェス飯としてみなさんのニーズに応えないとダメだなって思っていて。多くの人が食べたいメニュー。満足してくれる美味しいメニュー。
––– 確かにそうですよね。食べものは「美味しい」や「安心」っていうことが一番大切ですから。
伊地知 僕がお店に立っていても、気づかれないことも多いんですよ。アジカンのメンバーがプロデュースしたお店だから並んだっていうことよりも、ここのカレーが食べたい、ここのステーキが食べたいって思って並んでくれることが、作り手の自分にとっては一番うれしいことですよね。

<text・photo=菊地 崇>
ARABAKI ROCK FEST.26
日時:2026年4月25日(土)~26日(日)
会場:みちのく公園北地区 エコキャンプみちのく
https://arabaki.com/
ドラムの伊地知潔さんはレシピ本も出版するなど、ミュージシャンきっての料理好きとしても知られている。その伊地知さんがプロデュースしているのが「KIYOSHI'S KITCHEN」。フェスでは珍しい欧風カレーの店として、アラバキやロッキンなど数多くのフェスに出店している。どんなきっかけでフェス飯に関わるようになったのか。今ではフェスでは必食の人気メニューのひとつとなったオリジナルカレーはどのように生まれたのか。フェス飯にまつわる話をアラバキで聞かせてもらった。

––– 「KIYOSHI'S KITCHEN」をはじめたきっかけからお聞きします。
伊地知 そもそも、NANO-MUGENっていうアジカン主催のフェスで、フジファブリックの金澤ダイスケとコラボで出店してみようっていうのが始まりだったんです。自分達のフェスですから、売れ行きも良かったんです。それで他でもやってみようっていうことになって。
––– 最初からメインのメニューはカレーだったのですか。
伊地知 カレーはやってなかったんですよ。出店するたびにいろいろメニューを考えて。長崎のハトシってわかります? 食パンにエビのすり身をはさんで揚げたもの。エビアジパンって呼んでたんですけど、そんなメニューもありました。カレーでは串に刺したエビが乗っているスープカレーもやりましたね。けれどこのメニューは大失敗(笑)。すごい美味しかったんですけど、エビが食べづらそうで。

––– 現在のカレーに行き着いたのは?
伊地知 フェスならではの人気メニューっていうことがわからなかったんですよね。そしていろいろ勉強して、研究していくうちに、どうやらステーキが売れているとか、ラーメンやカレーが人気だというのがわかってきて。それでもともとカレーが得意料理なので、カレーをメニューに加えて。それが9年くらい前のことです。
––– 料理本も出すなど、料理をずっと趣味にしている?
伊地知 大学生の頃にカレー屋さんの厨房でアルバイトしていたんですよ。それが自分の料理の始まり。鎌倉の珊瑚礁っていう行列ができる大人気店。そこでいろんなノウハウを学んで。いま出している「KIYOSHI'S KITCHEN」のカレーも、珊瑚礁での経験をもとにしています。

––– 「KIYOSHI'S KITCHEN」で出されているカレーには、どんなこだわりが込められているのですか。
伊地知 9年前ってスパイスカレーがブームのように人気を集めていた時期だったんですね。ただ僕はスパイスカレーよりも、欧風カレーのほうが好き。銀のポットに入ったカレーをライスにかけて食べるっていう、洋食屋さんで出されているようなカレーが好きだったんです。でもこの欧風カレーを、フェスで出しているところはないと思って。「これはいいな」と思い、欧風カレーをメニューにしたんです。レストランや喫茶店にあるようなカレー。これなら誰もが好きな味だろうと。
––– 味にも、もちろんこだわりがある?
伊地知 トマトが多めに入っていて、一般的な欧風カレーに比べると、酸味が少し強めですね。フェスで食べてもらうメニューなので、パンチを加えているというか。音楽をいっぱい楽しんでもらうために、スタミナをつけてもらいたいじゃないですか。フェスではカロリーを消費するから、ご飯の量もそこそこ盛っています。

––– 「KIYOSHI'S KITCHEN」のカレーやアンガスステーキは、今ではフェス飯の定番というか、「見つけたらこれを食べておけば大丈夫」という安心メニューになっていると思います。
伊地知 ありがたいことに、フェスに来たらこれを食べたいって思っていてくれるお客さんも増えているように感じています。アーティストとのコラボということを抜きにして、フェス飯としてみなさんのニーズに応えないとダメだなって思っていて。多くの人が食べたいメニュー。満足してくれる美味しいメニュー。
––– 確かにそうですよね。食べものは「美味しい」や「安心」っていうことが一番大切ですから。
伊地知 僕がお店に立っていても、気づかれないことも多いんですよ。アジカンのメンバーがプロデュースしたお店だから並んだっていうことよりも、ここのカレーが食べたい、ここのステーキが食べたいって思って並んでくれることが、作り手の自分にとっては一番うれしいことですよね。

<text・photo=菊地 崇>
ARABAKI ROCK FEST.26
日時:2026年4月25日(土)~26日(日)
会場:みちのく公園北地区 エコキャンプみちのく
https://arabaki.com/